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赤ちゃんへの「語りかけ」の重要性

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赤ちゃんはママのお腹の中にいる頃から音が聞き取れると言いますが、小さい頃からの「語りかけ」がとても重要だそうです。赤ちゃんへの「語りかけ」について、ご紹介したいと思います。

 

【目次】

 

所得と「語りかけ」とIQの関係

1990年代に、アメリカのカンザス大学で、児童心理学者が、低所得層から高所得層の42組の家庭を対象に、親子の会話のやりとりを録音し、生後9カ月から3歳に成長するまで追跡調査を行いました。

その結果、両親が大学教育を受け専門職に就いているような裕福な家庭では、子供は1時間当たり平均2,153語の語りかけを耳にしていたのに対し、生活保護を受けている家庭では平均616語と大差があったようです。低所得家庭の親は、子どもにかける言葉も「だめ!」「下りなさい!」など短い命令調のものが多く、生活に余裕のある家庭では、ある程度長い会話がされていることが多かったようです。さらにIQを調べたところ、親との対話が多かった子どもは、3歳の時点でIQがより高く、9歳と10歳の時にも学校の成績が比較的良かったようです。

つまりは、親の子供への語りかけの量が、子供のIQに大きな影響を与えることがわかりますね。おそらくは、「語りかけ」により、子供は多くの言葉を聞くことができ、結果、語彙力が身につくということでしょうね。

 

テレビやスピーカーの「語りかけ」は効果なし

子供に「語りかけ」をするのであれば、手っ取り、テレビやCD、インターネットやスマートフォンで子供だけで聞かせてやったら簡単と思うかもわかりませんが、どうやら、そうでもないようです。

アメリカのワシントン大学で、神経科学者パトリシア・クールさん達が、英語を話す家庭の生後9カ月の赤ちゃんに中国語を聞かせる実験を行いました。第一のグループには、中国語を母語とする保育士たちが遊び相手をし、本を読み聞かせ、第二のグループには、同じ保育士たちが中国語を話す映像をビデオで見せ、第三のグループには、映像は見せず、録音した音声だけを聞かせました。このすべてのグループに12回のセッションを受けさせた後、中国語の音声を聞き分けられるか、脳磁計を使ってテストしました。

その結果、第一のグループの生身の触れ合いがあったグループは、中国語を母語とする人たちと同様に音声を聞き分けられたそうです。ところが、映像や音声だけで見聞きし、実際の触れ合いがなかった残りの二つのグループは、中国語の音声をまったく判別できなかったそうです。

つまりは、映像や音声だけで「語りかけ」を行なっても効果がなく、他人から入ってくる情報が重要であることがわかります。他者との関わりが、言語、認知、感情の発達に大きな影響を及ぼすのでしょうね。

 

まとめ

小さい頃からの「語りかけ」の重要性が学べたと思います。「語りかけ」を行うことで、自然と子供も語彙力がつくと思います。この「語りかけ」を行うには「絵本による読み聞かせ」が良いみたいですよ。私の息子は現在生後8カ月。絵本をたくさん読んであげて、語彙力を養ってあげたいと思います。